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*DQ10_ver5 [#td108d18]
|~場所|[[【ゼクレス魔導国】]]-民家|
|~貴族のつとめ|『貴族のつとめ』というタイトルの''童話''だ。&br;昔々あるところに　貴族の男がいました。&br;男は　召使いの女と　恋に落ち結婚の約束を　交わしました。|
|~本棚|『貴族のつとめ』というタイトルの''童話''だ。&br;昔々あるところに　貴族の男がいました。&br;男は　召使いの女と　恋に落ち結婚の約束を　交わしました。|
|~|しかし　男の父親は　それを　許しませんでした。&br;男は　父親と　大ゲンカした後&br;女を連れて　屋敷を飛び出しました。|
|~|家を捨てた男は　女と結婚しました。&br;身分やお金がなくとも　ふたりは　幸せでした。&br;ところが　ある日　女が重い病気になりました|
|~|男は　一生懸命　働きました。&br;しかし　薬代は高く　借金は増えるばかり。&br;思いつめた男は　馬車の前に　飛び出しました。|
|~|「どうか　薬代を……」&br;地べたに頭をこすりつける　男の前に&br;馬車から降りたったのは　男の父親でした。|
|~|男は父を憎み　父は男を蔑んでいました。&br;けれど　父は　男にお金を渡しました。&br;それは親でなく　貴族としての　つとめでした|
|~|自分の無力を　思い知った男は&br;こすりつけた頭を　上げることができず&br;いつまでも　地べたに　はいつくばっていました。|
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